青梅あんてな -東京・西多摩-

東京の近くが便利、でも車やビルで混み合った都会はちょっと苦手。そんな人におすすめする町、それが青梅。

青梅駅前で成功したモスバーガー、その秘密を考える。

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 青梅駅前にはモスバーガーがある。チェーン店なんだけど、どこかアットホームで居心地がよいのと、青梅駅にある店では営業時間が長い方なので私もたまに利用しているのだ。

 でも話を聞くとずっと前からモスだったわけではないらしい。以前はコロコロとお店が変わっていて、モスの前はマック、マックの前はニューデイズ(コンビニ)、その前は不明。とにかくちょくちょくお店が変わってきたみたいだけど、モスになってからは安定しているそう。

 

 青梅でもこのモスバーガー、評判良いみたい。店員さんがお客さんの顔を覚えていたり、商品をバスの出発待ちしているおばあちゃんのところまで店員の子が店の外まで出て届けたり、とチェーン店とは思えない個人店顔負けのサービスぶりだ。このモスすごい。

  同じファストフード店でありながらマックは根づかず、モスは受け入れられた。この違いはなんだろうなー?と思っていたところ、青梅の土地柄とモスの経営理念を知って納得した。 

 

 まず青梅の土地柄について。

 青梅(特に駅周辺)はもともと人同士のつながりが強い土地柄で、みんながお互いに顔見知りであるのが普通だった。だから淡々とマニュアル作業しかしないチェーン店は逆に受け入れられにくく長続きしなかったらしい。その点モスはチェーン店だけど、個人店並みに気遣いのある接客をしており、実際に青梅に受け入れられている。こういうのは珍しいらしい。

 

 次にモスの経営理念について。

 モスすごいよなーと調べていたらこんな記事を見つけた。

 モスバーガーのFC加盟希望者が加盟を承認されるまでは、以下のステップが設けられている。(省略)レポートのテーマは価値観、事業観、加盟動機、他のFC研究、FCオーナー訪問によるモスバーガーの考察などで、すべてのステップを終えるまで短くて半年、なかには60本のレポートを提出して加盟が決まるまで2年もかかった例もある。

 これだけの段階を踏んで選考すれば、加盟希望者の本性が見えてくる。モスフードの企業目標は『食を通じて人を幸せにすること』だが、これを単なるキレイごとのお題目と見ていて、『要は儲かりさえすればいいんだろう』と腹の中で思っているような希望者は選考途中で落とされてしまう。

《引用元》モスバーガー、なぜ好調?マックとの明暗を分けた、商品力とFC店舗力の秘密 | ビジネスジャーナル

 なるほどね。

 モスはFC経営の店長を決める基準の段階から本部が非常に力を入れていた。しかもポイントにしているのが収益ではなく地域貢献への気持ちなのだ。モスはマックを抜いて業績を伸ばしているけど、この店が青梅駅前で続いている一番の理由はここの店長さんの青梅にかける信念じゃないかなーと思った。きっとその気持ちが受け入れら一番の理由に違いない。

 

 とても面白い!ここの店長さんと話してみたいなあ。