青梅あんてな -東京・西多摩-

東京の近くが便利、でも車やビルで混み合った都会はちょっと苦手。そんな人におすすめする町、それが青梅。

青梅マラソンはもうすぐ50歳

ひょんなことから青梅マラソンにエントリーすることになった。

 

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青梅マラソン」は有名なので耳にしたこともあるかもしれない。青梅マラソンがどれだけ一大イベントなのかというと、スタート地点に“青梅マラソンスタート地点”という看板が道路に固定設置されているのだ。青看板と同じくらいのデッカイやつだ。折り返し地点も同じ。

 青梅マラソンを調べてみると第1回は1967年(昭和42年)だ。えっ、48年前?だいぶ歴史のあるマラソン大会だな。しかも初回は337名とわずかな参加者だったのに、今や2万人近い人が参加するマンモス大会に成長している。そしてなかなかエントリーできず2次募集の抽選は結構落選するとか。そりゃあスタートとゴールに看板立つわね。青梅マラソンの歴史については公式ページをご参照いただきたい。

 

 

 青梅マラソンの3週間前、1月25日は予定が空いたので少し早いけどコースの試走をすることにした。住んでいる場所の関係で本来のスタートではなく青梅駅3つ前の小作駅からスタートし、折り返して青梅駅でゴールする30kmだ。

  足切りにならないくらいのスピードでトコトコと走って青梅から15km離れた奥多摩川井駅を超えた地点で折り返し、青梅駅を目指した。途中休み休み走ったものの、昼食を取らずに4時間走るのはきつかった。さすがに20km過ぎると両足がだるくなり、青梅駅に付いた途端滝のような汗が吹き出した。汗がひどかったがそれ以上にハンガーノックだ。ハンガーノックとは、つまり体のエネルギーが使い果たされて、体がエネルギーを欲している状況だ。運動後は壊れた筋肉の再生を助けるためにタンパク質を取るのがいいのだけど、このときは早いところ糖分を補給しないと低血糖で体が冷えたりガタガタし始めて歩けなくなってしまいそうだった。

 

 青梅駅まであと数キロの地点、宮ノ平駅付近から頭のなかにはとあるモノしか浮かばなくなっていた。「おしるこ」だ。エネルギーになりやすい炭水化物と糖だけで構成された甘味。自転車乗りにとってハンガーノックは日常茶飯事で、エネルギー補給として羊羮を食べることは多く、あんこは馴染みの食べ物の一つだ。糖は体に吸収されやすく、走り終わった後のおしるこは最高だ。

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  実は青梅駅前には『つぶあんカフェ』というおしるこ専門カフェがあるのだ。自転車ショップの知り合いとツーリング帰りに立ち寄ったことがあるが、アスリート向けのカフェでは断じてない。むしろこんな暑苦しい感じで訪ねて申し訳ないと思いつついつもぜんざいを注文する。箸休めの梅の実?が塩っぱくてこれがまた疲れた体においしいんだな。

 

やっぱりいつものぜんざいかな。
いやたまには喉も乾いたからおしるこもいいな。
でもやっぱりガツンと糖分ほしいからたっぷりあんこのはいったぜんざいかなー。ああ、早く塩っぱい箸休めが食べたい。

 

あんこを妄想しながらなんとか青梅駅に到着。丁度15時だった。
店を覗くとお客はおじいさん1名だ。お、なんかいいタイミング。ゆっくりできそう。

 

ドアを開けると店長さんが私のことを覚えてくれてた感じで出迎えてくれた。